懇意にしていた佐藤俊夫先生が亡くなったと奥様から連絡をいただいた夜、とても不思議なことがありました。私の妻とリビングで「佐藤先生は本当に亡くなってしまったんだね…」としんみり話をしていたら、突然、部屋のLED電球がパッ、パッとついたり消えたりし始めました。これをポルターガイスト現象というのでしょうか。初めての経験だったのですが、私も妻もなぜか怖さは感じず、「あ、先生がみえてるね」と安堵感に包まれました。

同じ夜、不思議な夢も見ました。私の後方から先生があの優しい声で「立石先生、霊界は良いところですよ」と教えてくれたのです。驚くほどリアルでした。翌日のお通夜での先生も、とても穏やかな顔をしてらっしゃいました。勝手な妄想かもしれませんが、「佐藤先生は私の指導霊となって、今後はいつも後ろにいてくれる」と感じた私は、改めて先生の思いにこたえられるよう、謙虚に、世のため人のために生きていこうと心に誓いました。

先生と出会っていなければ、今の私はなかった。ご縁に感謝します。いつも「死ぬまで勉強だ」と言われていた先生を見習って、私も死ぬまで精進を続けます。先生とのLINEでのやり取りを何度も読み返しては“解読”に努めています。霊界から、ご家族や先生を慕う患者さん、そして本当の医療を目指す私たち治療家をどうぞ見守ってください。いつか霊界で、もっともっと多くのことを語り合いたい。その時まで今まで通りのご指導をよろしくお願いいたします。

立石陽司