9月残暑の中、胸を閉じていく感傷的な時季 9月の整体体操

こんにちは名古屋身体均整院の立石です。

今年の夏は本当に暑かったですね。9月になりましたが、まだまだ暑さは続きますので皆様気をつけてください。只、電気代をみてびっくりです。(笑)

「心と体の健康セミナー」

まずはお知らせです。

先日もお伝えしましたが2025年「9月28日(日)に前回ご好評をいただきました。「心と体の健康セミナー」を開催します。特に今回は「メンタルヘルス」についてです。

「病は氣から」というように私は「氣(精神)」を重要視します。

病気も諸問題もまずは「精神から」ということなのですが、その精神が病んでしまう原因は、沢山あります。人間関係や環境、もちろん「食」や「運動」にも関与してきます。

そのあたりの改善方法をお伝えしたいと思っています。

参加ご希望の方は、公式LINEからご予約可能ですので、是非ご参加ください。

心と体の健康セミナー 申し込みフォーム

「ごたいせつ」の精神

今日は、まずその精神の基本ともいえる「愛」についてお話します。

数年前に94歳(当時)になる患者さんの往診に行っていました。

この方は、知る人ぞ知る「法曹界の大家」の方でした。

戦争を経験され様々な体験の中から「独自の理論」を確立して戦後の「刑法」の基盤を作られた方です。90歳までとても元気だったのですが、突然に倒れられ、日赤に入院していましたが奇跡的に回復されその後施設に入所されました。

その時、高齢者の介護について考えさせられました。奥様はまだ82歳(当時)なのでしっかりはされていますが、現役の弁護士なので今も調停など現場で働いている方ですから仕事と看病は本当に大変だった思います。でも文句ひとつ言わずご主人に接する態度は本当に「夫婦愛」を感じました。

私のその方の治療は「愉気」のみです。でもとても喜んでいただいて、最後はぐっすりとお休みになられます。その治療をしている私も本当に穏やかな気分になるのですね。

その往診の経験で「気づく」ことがありました。

それは「愛」でした。私は「愛」という言葉を使うのがとても違和感があったのです。

しかし往診の行き来の約2時間弱、車の中で「渡辺和子さん」のCDを聞いてその意味が少しわかりました。

渡辺さんは「カトリックのシスター」ですからキリスト教なので「愛」を説きます。

でもその愛は所謂「好き嫌い」の感情的な愛ではなく、人格的、意志的な愛をお話していました。

どういうこと事かというと約400年前、日本に「キリスト教」を広めて宣教師たちは、愛を説くとき「愛」とはいわなかたそうです。

それは日本は仏教国だったということもあり、どうしても「愛憎」などの感情的なあまりよくないイメージが日本国民にはあったそうです。

そして、宣教師たちはどのように「愛」を伝えたか?

それは「ごたいせつ」ということばで愛を語ったのです。

これは私のこころに感動を覚えました。素晴らしい「大和言葉」だと思いました。

日常生活に何をするにもこの「ごたいせつ」なのです。

掃除洗濯、皿洗い、子育て色々。どうしても「なんで私が!」「めんどく臭い」というように不満いっぱいでやるよりも「このお皿をあらうことにより、世界に恵まれない子供達が幸せになりますように」と祈りを込めてやるのです。

それは治療の原点でもあります。私は愉気というのは、まさに「いまここ」ということをいつも言っています。

その今ここを「愛を込めて」祈るのです。

この治療をすることが、この方やご家族や関わる方がみんな幸せになりますように

そして、私自身も幸せになりますように。と

そして治療の中での一つ、一つの動作、椎骨の観察、筋肉を緩める時、アジャストをするとき、もちろん愉気をするときもすべてこの「ごたいせつ(愛の実践)」を行うのですね。

この「愛」が「祈り」が「優しさ」が本当に治療の原点だと今やっと気づいた感じです。

私の尊敬するスピリチュアルヒーラー山村幸夫さんがおっしゃっていた「与えつくしの愛」はこんな意味なのかなと思いました。

愛というと本当に色々な捉え方があります。渡辺和子さんはその中で「愛とは見捨てない事」と言っています。これはマザーテレサのお言葉でもありますが、まさにそのとおりだと思いました。

私たち治療家は患者を最後まで見捨てなく、「ごたいせつ(愛)」を持って自分の出来る事をやる。これしかないと思いました。

私も治療では出来そうですが、身内に対しては中々難しいです。(笑)

①只、今目の前に起きてることをただひたすら一生懸命やり続ける。

②見返りを求めることなくやり続ける。

③そしてやり続けている自分を褒めてあげる。

この3つの実践で、自分も周りもとても精神が安定してくると思います。

「9月の整体操法」

9月になりました。真夏は体の熱を発散するために胸が開いてきて発散するのですが、9月は胸と脇の熱の発散をある程度確保しながら、夏用の「発散ルーパー(胸)」を徐々に閉じていく傾向が出てきます。

7月はクーラーなどで冷えてしまうとみぞおちが張って消化器の働きが悪くなったのですが、9月も同じような傾向になってきます。

すると首の頸椎4番、上胸部の胸椎4番、腰では腰椎2番、骨盤では腸骨の前後運動の動きが悪くなってきます。

9月の場合は、季節は7月と違い涼しい方向に向かうので胸を中心に身体が引き締まってきます。

胸椎4番は食道の動きに関係します。又胸椎4番は「感情の働き」とも結びついているので「胸がつかえる」「胸のつかえがおりる」「胸が張り裂けそうだ」など感情表現に良く使われる胸の反応は胸椎4番の緊張や弛緩に関係します。

また涙を流すことも胸椎4番がゆるむことと連動しています。胸椎4番が弾力を取り戻すことによって「胸のつかえ」が取れ、感情が浄化され、気分が楽になるのです。

頸椎4番は平衡感覚

頸椎4番は平衡感覚(めまい、乗り物酔い)聴覚(突発性難聴、耳鳴り)に関係します。とくに頸椎3番と4番の間が硬くなると「めまい」を起しやすくなります。

頸椎5番との間が硬くなると突発性の難聴を起しやすくなります

※9月の頸椎整体体操

これを改善するために以下の体操をお勧めします。

① まず手首を反らして両腕を広げます

② そのままの姿勢で首を横い大きく傾けます。(ここでひと呼吸します)

③ 呼吸を止めないでゆっくりと数呼吸しながら首も腕も力お少しずつ抜いて元に戻していきます。

自然に左右に曲げれば頸椎3.4番

首をうつむき加減いして左右に曲げれば頸椎4.5番の間が柔らかくなります。

以上が9月の頸椎3.4.5番の動くを良くする整体体操です。

また、夏の疲れの解消として塩を舐めて塩分を補給したり、ハチミツを小さじ1杯ほど舐めるのもよいです。

又、ご不明点等ありましたら来院された際やラインでご遠慮なくお聞ききください。


※上肢・腹部などの各調律点(整体用語)などの詳細は院長・スタッフにお聞きください。