今月のニュースレターは6月は「呼吸器に注意!」6.7月の整体体操についてです。
こんにちは、一宮・名古屋の気功整体院・名古屋身体均整院の立石です。今年は、もう梅雨入りになってしまいました。気候も少し変ですね。
6月に入り、季節はジメジメとした湿気の多い時期、梅雨に入ります。
この時期は先月の初夏の時期とは違って、湿気の影響で汗が出にくくなり、呼吸器に負担がかかりやすくなります。
すると、呼吸をするのがなんとなく息苦しく感じられ、行動が億劫になりがちで、気持ちも消極的になりやすいです。
6月の整体体操
①そういうときは、壁に足をかけて仰向けになり、足を高くするとよいでしょう。
これを10分間以上、行ないます。
それから、外を歩くときは思いっきり大股で、かかとを突き出すようなつもりで20歩以上歩いてみてください。
この2つを行ないますと、太ももの後ろの筋肉が伸びて腰が弛み、腰に本来の反りが出てきます。すると、足のむくみやだるさも緩和して足が軽くなります。
そして同時に、呼吸器の機能が高まり、息苦しさが解消され、気持ちも弛んできます。
②この時期は身体が捻れて腰が硬張りやすくなりますので、身体を左右交互に捻る運動(5~6回)を行なうとよいでしょう。
このとき、おへその真裏部分(腰椎3番)を中心に捻るのがポイントです。
例:左に捻る場合
そして、身体の側面や脇のラインもよく伸ばしておきましょう。
③これからの時期は寝汗をかきやすくなります。
明け方の冷えなどの原因による汗の内攻にはお気を付け下さい。
特に首から上の汗を引っ込めてしまったときには、後頭部の温湿布を行なうとよいでしょう。冷めてきたらタオルを熱く絞り直して、再び温めます。
これを数回繰り返しながら10分間続けます。そこで、出てきた汗は必ず拭き取るようにしてください。
④身体がだるく感じるときは、肝心行気法を行なうとよいでしょう。
肝臓はこの時期の重要なポイントになりますので毎日行なってもよいです。
身体がだるいと動くのが億劫になりますが、そんなときこそ、逆に積極的に動いた方が身体もスッキリするものです。
心も軽やかになって、頭の中もスッキリ、ハッキリとしてきます。
この時期は肝臓に負担がかかりやすい上に、ばい菌が繁殖しやすい時期でもあります。
食中毒にはお気を付けください。
もし、中毒症状が起こりましたら、右足の2・3趾間を押さえ、愉気をしてください。
そして肝臓に手を当て、愉気をしておきますと中毒症状が経過しやすくなります。
どうぞお試しください。
7月の身体
梅雨が明けますといよいよ本格的な夏を迎えますが、まだ湿気の影響により呼吸器に負担がかかりやすくなっています。
息苦しさを感じたり、行動が億劫に感じるときは、大腿部後側から膝裏にかけての筋を伸ばすことが肝要です。
先月に引き続きまして、壁に足をかけて仰向けになり、足を高くするとよいでしょう。
これを10分間以上、行ないます。
これからは冷房が大活躍する時季となりますが、くれぐれも冷やし過ぎにはお気を付け下さい。
汗をかいた後に冷房が効いている部屋でゾクッと感じたら、かいた汗が身体の中に内攻した信号です。
汗の内攻は身体に様々な変調を引き起こします。汗をかくということは体内の余分な水分や毒素を排出するということです。
ある説によりますと、毒素を出すという意味では汗は尿の何倍もの働きがあるそうなのです。
ですから、汗が内攻するということは外に排出した毒素を皮膚がまた再吸収したということになります。
もし、汗が身体にこもっていると感じましたら、先月と同様に後頭部の温湿布を行なってください。
すると、体内にこもった汗が出てきます。かいた汗は冷やさないうちにタオルでこまめに拭き取るようにしてください。
たまに、「汗をかく為にはサウナに入ればいい」と考える方がいらっしゃいますが、サウナで出る汗は表面的なもので、毒素はあまり含まれていないのです。
辛いもの・熱いものを食べて汗を出すというのも不十分です。奥深い毒素を出すには、やはり自ら身体を動かす必要があります。
夏は、動いて、遊んで、汗をたくさんかく季節なのです。それによって他の季節も快適に過ごすことができるようになります。
そして、汗を大量にかいたときは塩を舐めてください。
塩が甘く感じるときは身体が塩分を欲している時です。また、紫外線対策も大切です。
お出かけの際は、帽子、日傘、サングラスなどのご用意を!
特に皮膚の弱い小さな子供さんには気を使ってあげてください。
直射日光に長時間あたることはなるべく避けましょう。
暑気当たり、もし陽に当たり過ぎてしまったときは、頭頂部の手前の前頭部”ひよめき”を冷水で絞った手拭いで冷やしてください。
この場合、タオルを使用するよりも手拭いの方が適しています。その後に、上頸操法(仰臥編)を行なっておいてください。
それから冷房の効いている室内では、冷房対策として長袖の上着があるとよいです。なるべく首・肘は冷やさないようにしてください。
首を冷やさない為にスカーフ等を使うのもよいです。特に後ろから吹く風には注意です。
それから、小さいお子さんのいる方は睡眠時の隙間風にも注意してあげてください。
※上肢・腹部などの各調律点(整体用語)などの詳細は院長・スタッフにお気軽のお聞きください。